妻の体験談 発達障害

WAIS-Ⅲの結果(妻編)

更新日:

妻です。

WAIS-Ⅲを令和元年に受けました(笑)

WAIS-Ⅲ

所見 令和元年5月施行

妻  41歳10ヶ月

【検査結果】

○全検査IQ=87、言語性IQ=83 動作性IQ=94 

(有意差:動作性IQ>言語性IQ)

○群指数 言語理解=90、知覚総合=101、作動記憶=65、

処理速度=105

(有意差:処理速度≒知覚総合>言語理解>ワーキングメモリー)

【所見】

全検査IQは87で、全般的な知的水準は「平均の下」の水準にあります。

言語性IQと動作性IQに有意な差が見られ、群指数でも得点のばらつきが見られました。

そのため、周囲から 妻 の能力が理解されにくかったり、

 妻 自身も日常生活でうまくいかないと感じることが多いと思われます。

 


言語性検査(言語理解、作業記憶):

「言葉で理解・表現する力」「聞いてわかる力」を調べる検査です。

 年齢相応に語彙(ごい)があり、簡潔に分かりやすく説明する力があります[単語]。

言葉を使って考えること、考えを整理する力も年齢相応にあり、常識的な知識も持っているため、それを元に物事を考えることができます[類似、理解]。

その反面、学生時代に学習で得たような知識はやや少ないようです[知識]。

学習によって知識を蓄積していくことに苦手さが窺えます(うかがえ)[知識]。

 聞いて分かることは 妻 が最も苦手としている分野のようです。

ごく単純で短い刺激であれば、正確に聞くことができます[数唱]。

しかし、それを頭に残しておきながら活動することがとても難しいようです[数唱、語音整理]。

また、聞いた内容が複数になると頭の中でイメージすることが難しくなるようです[算数]。

日常生活では、言われたことを忘れたり、会話についていけなかったりということがあると思われます。

 


動作性検査(知覚総合、処理速度):

「やってわかる・見てわかる力」「単純作業を遂行する力」「新しいことがらに適応していく力」を調べる検査です。

  妻 自身は苦手意識を持っているようでしたが、図形的な形や位置関係を分析して理解する力は年齢相応にあります[積木模様]。

また、物や場所を見た時に注意を向けるべきところを見ることができます[絵画完成]。

加えて、目で見た法則やルールについてじっくり考えて理解していく力があります[行列推理]。

そのため、新しい状況や課題に直面した時に適応していく力があります。

 単純作業を遂行する力は年齢相応にあり、正確に間違いなく行うことができます[符号、記号]。

 


支援の方針と内容】

 妻 は、常識的な知識があり、状況を見る力があります。

そのため、周りを見て合わせたり、法則やルールに従って行動することができるでしょう。

また、単純作業を間違いなく行う力があります。

そもため、集団行動の中や、マニュアルのあるような場面では、周囲から「よくできている」「分かっている」という評価を受ける場面があると思われます。

その反面、多数人での会話になると、聞く力必要なため、ついていけないことがあると推測されます。

1対1など、自分のペースで考え話せるような環境が合っているでしょう。

また、指示や説明を聞き、自分だけで行動しなくてはいけないような場面は苦手だと思われます。

頭で考えるよりも経験していくことの方が身に付きやすいので、そのような場面では、一度実際にやってみせてもらったり、やっている所を見て評価してもらうと理解が進むと思われます。

また、意識してメモを取る、録音するなど自分なりの工夫を身につけるとよいでしょう。

結果を確認して

自分の苦手なことが検査のおかげではっきりとしました。

特にワーキングメモリーが非常に少なく、「聞いてわかる力」が欠けているために頭の中でイメージがしづらく、ついていけない場面が多々ありました。

メモを取るとスムーズにこなせますが、聞き取れなかった場合は破滅的でした。

小学校の高学年あたりから学習面で不安を感じつつも、何とか自分の力で乗り越えていましたが、中学校では英語が始まり、リスニングが出来ない、板書についていけない、メモが追いつかない等、学習に対して挫折しました。

学習に対する意欲は無くなり、全教科諦めてしまいました。

 

学校という環境での合理的配慮

今思うことは、

現在の教育で #LD #APD などの子供達に対する合理的配慮があるのか、とても気になります。

学習になんらかの困難を抱えている子供にいかに気づいてあげられるのか?

教育者はどこまで見えているのか?

経験から早期発見して欲しいと、願うばかりです。

#LD 読み書き(ディスクレシア)だけではなく、

#APD 聞こえるのに聞き取れない障害(聴覚処理障害)があることも知って欲しいと思います。

#LD タブレットの使用許可

#APD ボイスレコーダー 音声をテキスト化するアプリ等の使用許可

など、特別扱いと捉えずに、困りごとに対する配慮が当たり前になることがとても大切なことだと感じます。

 

社会・会社という環境で生きていくには

発達障害と診断される前から、

生まれたときから生きにくさというリスクを抱えながら生活しています。

正直、周りには自分の困りごとなんて理解されずに、

ここまで生きてきました。

社会が悪いとか、会社が悪いとかではなく、

みんな知らないんだと分かりました。

出来ない自分が変なんだ!!と思うことは沢山ありました。

そうではなく、多数派の社会構築から、少数派の社会構築をしたらどうか?と当事者として思います。

少数派は困りごとという持ち物を持っています。

その困りごとを合理的配慮のある世の中になっていくと、

多数派にとっても生きやすい環境であると思うのです。

困りごとは人間の生活に対価を与えてくれるのではないのでしょうか?

私は診断を受け、医師に録音の工夫を言われました。

仕事にせよ、生活にせよ、普通、録音しながら生きますか??

録音した内容はちゃんと聞き取れる保障もありませんし、

生きにくいと心底思いました。

私には私に合った適材適所があると思います。

1人1人に合わせる。

オリジナルな環境があってもいいのでは??

そんな世の中に変わっていくような気がします。

今、自分の出来ること。

自分らしく精一杯生きていきます。

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